塗る?飲む?日焼け止めはどっちが効果的?
季節を問わず一年中降り注ぐ紫外線。寒くなる冬だって日焼け止めは欠かせません。
日焼け止めといったら塗るタイプでしょ?なんて言っている方、もう古いです!
今や日焼け止めは塗るだけの時代は終わろうとしています。
「飲む日焼け止め」とは、日焼けを防ぐためのサプリメントのこと。
「サプリ飲んで日焼け止めなんて気休めでしょ?」
なんて疑い深いあなたも、絶対に日焼けしたくないからこそ真実が知りたいですよね。
塗るべきか?飲むべきか?
自分に向いている方がどっちなのか、チェックしてみましょう。
検証!塗る日焼け止めのデメリットは?
肌に塗る日焼け止めと、口から飲む日焼け止め。
当たり前ですが、もう見るからに全然違うものですよね。
日焼けって皮膚のことなんだから、当然直接塗る方がブロック効果は高そうと思いますよね。
ところが、日焼け止めクリームって意外にちゃんと使えていない人が多いってご存知ですか?
そもそも、紫外線をブロックするために必要な日焼け止めクリームの適切な量って、顔だけでなんと、500円玉1枚分も必要なんです。
毎回そんなに塗っていますか?
顔だけでこの量塗ってしまうと、正直白塗り状態になります。
明らかに日焼け止めを塗ったくっている顔になります。
だいたいほとんどの人が必要な量の5分の1程度しか使っていないそうで、当然紫外線はあんまりブロックできていません。
それに、ものすごく几帳面な人以外は、必ず塗りムラができてしまうのが厄介なところ。
そんなに丁寧に毎朝塗ってられませんよね。
しかも日焼け止めって朝塗ったって効果は3~4時間程度しか持ちません。
昼には塗り直さないといけないし、その間に汗や水で流れてしまうかもしれませんね。
夏場はとくに、べとついたりテカったり、化粧のりが悪くなったり、いろいろと厄介ですよね。
肌荒れやかぶれが心配な人や、肌が弱くて使えない人もいます。
さらに日焼け止めを塗ることのできない、目や頭皮、髪の毛は完全に無防備です。
サングラスや帽子だっていつでも使えるとは限らないので、何か対策を取っておきたいものですよね。
塗る日焼け止めのデメリットまとめ⤵⤵⤵
・必要な量を塗ると白塗りになる。
・塗りムラ、塗り残しができてしまう。
・何度も塗り直しが必要。
・海やプール、汗などで落ちる。
・べとつきやテカリ、化粧崩れをすることがある。
・肌荒れ、かぶれなどの心配がある。
・肌が弱くて使えない人がいる。
・塗れない箇所(目、頭皮、髪の毛など)の対策ができない。
塗る日焼け止めにもメリットはある
じゃあ、日焼け止めクリームはダメダメなのでしょうか?
今度はメリットにも目を向けてみましょう。
まず、日焼け止めと一口に言いますが、クリームタイプだけではなく色々な種類の日焼け止めが売っていますよね。
化粧下地やファンデーションにも含まれていますが、べとつかないローションタイプや、汗をかいても使えるスプレータイプやシートタイプなどいろいろ選べるのは便利です。
また、SPFを用途にあわせて選ぶこともできます。海に行くときには強いもの、それほど外に出ないときは弱めのもの、TPOに合わせられます。
さらに、「子ども用」もあるので小さな子どもに塗る場合でも安心して塗ってあげられますね。
さらにさらに、ネットや通販ではなく、身近なドラッグストアやコンビニ、スーパーなどいたるところで買うことができるのもかなり便利です。
「今日塗ってくるの忘れた!」という場合でも、すぐに調達することができるのはすばらしいですよね。
そう、塗る日焼け止めにだって忘れてはならないメリットがこんなにたくさんあるのです。
塗る日焼け止めメリットまとめ⤴⤴⤴
・化粧下地、スプレータイプ、シートタイプなど選べる。
・用途によってSPF値の高いもの低いものと使い分けができる。
・子ども用がある。
・どこでも入手可能。
とはいえ、メリットがあるからといってデメリットがなくなるわけではありません。
肌に塗ることにまつわるトラブルや、そもそも塗れない部分の対策をどうするのか…。
そんな塗る日焼け止めのデメリット対策を考えた結果考案されたのが、飲む日焼け止め(日焼け止めサプリ)なのです。
飲む日焼け止めのメリットは?
飲む日焼け止めは、サプリを飲むことで、紫外線によって体内で過剰に発生する活性酸素を抑えて紫外線による肌のダメージを防いでくれます。
紫外線が体内に侵入するとメラニン色素が過剰に生成されて肌が黒くなるだけでなく、活性酸素が過剰に発生することで皮膚がダメージを受けシミやしわなどの原因を作ります。
これを防ぐために、活性酸素の発生を防いだり、メラニン色素の生成を防ぐ成分が飲む日焼け止めに含まれています。
おもに、「ニュートロックスサン」というシトラス果汁とローズマリーから作られた成分と、シダ植物から作られた「PLエキス(ファーンブロック)」という成分に日焼け止め効果があると実証されています。
飲む日焼け止めは、体全体に効くため日焼け止めを塗れない部分にも効果があります。
塗る日やけ止めは塗り忘れて日焼けしてしまったらもう後のまつりですが、嬉しいことに飲む日焼け止めの場合は、日焼けしてしまった後に飲んでも効果があるんです。
うっかり忘れっぽいという人、仕事や育児で忙しい人にはかなりおすすめです。
塗ることにまつわるわずらわしさや汗や水で落ちる心配から解放されるのもうれしいですよね。
海で1日泳ぐと必ず赤くなるのに、日焼け止めを塗るのは面倒という男性や、子どもにもおすすめです。
サプリによって効果の持続時間はさまざまですが、短いもので2時間、長いもので1日程度効果が続くので、塗り直しの手間に比べるとぐっと続けやすいんです。
日焼け止め成分以外にも美肌成分やエイジングケアの成分を含むサプリがほとんどなので、日焼け止め以外にも気になるケアができて、とってもお得なんですよ。
飲む日焼け止めメリットまとめ⤴⤴⤴
・目、頭皮、頭髪などの紫外線ケアができる。
・塗りむら、塗り忘れの心配がない。
・海やプールの水、汗などで落ちる心配がない。
・肌荒れ、化粧崩れ、テカリの心配なし。
・エイジングケアや美肌ケアの成分がサプリに含まれている。
・うっかり飲み忘れても後から飲めば大丈夫。。
・時短!育児、仕事で忙しい人も使いやすい。
・日焼け止めを塗るのが面倒、嫌いという人も無理なく対策ができる。
飲む日焼け止めのデメリットは?
いいことづくめに見える飲む日焼け止めですが、使う際にはいくつか注意が必要です。
まず、アレルギー成分が入っているので注意しましょう。
PLエキスはシダ植物が原料なので、アレルギー体質の人は使う前に医師に相談することをおすすめします。
ニュートロックスサンの方はアレルギーは報告されていませんが、入っている成分に反応するものがないかチェックしましょう。
また、内臓がまだ発達していない4歳以下の子どもや、妊娠中、授乳中は使えません。
この時期に日焼け止めが必要な人は、塗るタイプで対応しましょう。
それから、ドラッグストアなどで簡単に購入することはできません。
今のところクリニックを受診しないと買えなかったり、インターネットや通販のみで販売されています。
将来的にドラッグストアでも買えるようになるかもしれませんが、現時点ではどこでも手に入る塗る日焼け止めに比べると、入手しにくいのが難点です。
さらに、サプリメントの中でも安価なものではありません。
有効成分がしっかり入っているものを選ぶとなると、1瓶(30日分)で5,000円~10000円くらいはします。
これも日焼け止めに比べると数倍のお値段です。
1回飲んだらOKというものではなく、ある程度の期間は飲み続ける必要があるためコストは結構かかってしまいます。
飲む日焼け止めデメリットまとめ⤵⤵⤵
・コストがかかる。
・乳幼児、妊娠中、授乳中に使えない。
・アレルギー、副作用の心配がある。
・お店で買えない。(クリニックやネットなどに限られる)
まとめ
自分がどちらのタイプかチェックしてみましょう。
塗る日焼け止めがおすすめの人
・こまめに塗り直しできる人
・汗をあまりかかない人
・4歳以下の子ども
・妊娠中、授乳中の人
飲む日焼け止めがおすすめの人
・アレルギーの心配がない人
・頻繁に海やプールに行く人
・よく汗をかく人
・日焼けしやすく重症化しやすい肌の弱い人
・性格がずぼらな人
・肌に塗るのが嫌いな人
コストだけで考えると、塗る日焼け止めの方が圧倒的に安いのですが、どうしてもカバーしきれない部分が出てきます。
飲むタイプはアレルギーのチェックをしっかりする必要がありますが、塗るタイプのデメリットがカバーできることが魅力です。
塗り直しの手間や、化粧崩れなどの心配がないこともうれしいポイントですね。
日焼けするとすぐに赤くなってしまう人や、重症化しやすいなど肌が弱い方に特におすすめです。
ただし、肌のダメージの修復や日焼けによる疲労感を抑えるなど紫外線の影響を減らすことはできますが、飲む日焼け止めは紫外線を100%ブロックしてくれるわけではありません。
日焼け止めサプリの用法説明を読むとサプリを飲むだけではなく、塗る日焼け止めとの併用がおすすめと書かれていたりします。
塗るタイプ、飲むタイプ、結局一方で日焼け対策をするとどうしても穴ができてしまうということなんですね。
併用することで足りない部分を補ってより強力に紫外線をブロックすることができます。
飲むタイプはコストがかかるのが難点ですが、飲み続けることで肌の老化の速度を確実に遅らせることができるので、ダメージを受けて弱り切った肌を回復させることを考えたらコストは安いかもしれません。
紫外線は冬場でも降り注いでいます。お肌がダメージを受ける前にしっかり対策を取りましょう。